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【メディア掲載】SankeiBizに掲載されました

SankeiBiz(2019/3/7)に掲載されました。

当社の働き方について掲載頂きました。
社長 小山 絵実のインタビューの他、実際の社員の声や、ミスコンシャス独自の評価制度「おしゃコンカップ」について、掲載されております。

記事内容はこちら

(掲載元:SankeiBiz)

ママたちの能力をフル活用!
急成長を遂げるベンチャー企業

愛知県蒲郡市。三河湾に面した人口8万人のこの町に、いま全国から注目を集める企業がある。

レンタルドレス事業を運営する株式会社ミスコンシャス。パーティーや結婚式参列向けのブランドドレス・ワンピースを貸し出すサービスを展開しており、一週間2900円からという価格の安さ、在庫の豊富さ、使用後はそのまま送り返せばOK。こんな使い勝手の良さで、人気を集めている。

2010年に開業、2012年に設立し、現在従業員は26名。その内23名が女性、21名が子育て中のお母さんである。大半がパートやアルバイトにもかかわらず、昨年の売り上げは3億円。前年比150%の伸び率を見せている。急成長といっても過言ではない。

躍進の理由はどこにあるのだろうか。

それは、女性スタッフの能力を引き出す数々の工夫にある。例えば、子ども連れ面接OK、社内にキッズルーム完備、残業はゼロ、ひとつの業務を複数で担当するワークシェアリング制など、子育て中の女性に配慮した働き方を実践している。

「地方都市では優秀な人材を採用したくても集まらないという現実があります。その一方で、実力を持ちながらも、育児中という理由で他社から門前払いをされる女性が大勢います。働きたくても働けない。そんな悩みを抱えている女性が多いのです。最初から女性を積極的に採用しようと考えたわけではありませんが、優秀な人を選んでいった結果、従業員の9割を女性が占めるようになったのです」

こう話してくれたのは、ミスコンシャスを創業し、社長として忙しい毎日を送る小山絵実さん(35)。小山さん自身も5歳の娘さんを育てているお母さんである。

「周囲のお母さん方から『子どもを預けないと面接に行けない』という声を多く耳にするようになっていました。そこで、親子で面接ができるように社内にキッズルームを作ったのです。また、急に学校や幼稚園が休みになることもあります。近所に預けられる場所があればいいのですが、なかなかそうもいきません。子どもの面倒を見るために仕事を休まなくても良いようにしたかったのです」(小山社長)

負担軽減で「母親支援」

育児中のスタッフの皆さんに聞いてみた。

パートから正社員になった大羽理紗さん(25)は、現在4歳の息子さんを育児中。カスタマーサポートサービスや発送・返却の管理業務を担当している。

「実家が遠いので、キッズルームがあり、いざという時には子どもと一緒に出勤できると知って応募しました。同じ育児中のママが多いので、互いに助け合っています。仕事は和気あいあいとして楽しいですね」(大羽さん)

同社はファッションに関する記事を掲載する「IKINA」というWEBメディアも運営している。その編集長を務める前川優子さん。彼女も8歳と5歳の娘さんを育てている。

「子どもがいると急に休まなければいけないことがあるのですが、そういう時も心強いですね。社長が働く女性を応援してくれるのが嬉しいですね。育児中のスタッフが多いので、ランチタイムになると情報交換しています」(前川さん)

中でも役立っているのが、ワークシェア制度である。すべての業務を2名以上で担当することにより、女性スタッフの心理的な負担を軽減しているのだ。

「小さなお子さんは、急に熱を出したり、体調を崩したりすることも多々あります。そんなとき、仕事を休まざるを得ません。どうしても『申し訳ない』という気持ちになってしまう。罪悪感を抱いてしまい、会社へ行きづらくなります。そういう状況を作らないためにも、業務をシェアして、安心して休めるようにしているのです」(小山社長)

こうした母親支援が知られるようになり、入社を希望する女性が急増している。昨年は150名の希望者があり、7名が採用。約20倍の競争率となり、優秀なスタッフが新たな戦力として加わった。

スタッフの状況に応じて、勤務形態を変えていくこともできる。例えば、パート勤務から正社員に切り替え、勤務。その後産休を経て、復帰したら、フルタイムからパート勤務へ戻ることも可能だ。男性に比べて、どうしても出産や育児の負担が多い女性。こういった制度があれば、安心して働くことができる。

「おしゃコンカップ」で腕試し、才能発掘をサポート

ミスコンシャスでは、社内コンテストを半年に1回開催している。題して「おしゃコンカップ」。これは、日頃の業務の成果を腕試しするイベントだ。「ドレスを畳む速さ、美しさを競う」「パソコンや事務の基礎スキルを競う」「記事のライティング」など3つの部門に分かれて行っている。

「コンテストといっても難しいものではありません。誰でもできる日常の作業です。がんばれば誰でも一番になれる。そういう達成感を感じてもらいたくて行っています。上位のスタッフは、全社員の前で表彰をしています」

他にも3カ月に一度、スタッフ全員で食事会を開催。年に1度、ドレスを着てのパーティーも行っている。両方とも就業時間内に会社が費用を負担している。

埋もれている女性の才能を発掘し、その能力を発揮できる環境を整えているミスコンシャス。人手不足が問題となっている現在、大いに採用のヒントになるに違いない。